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採用管理システム(ATS)

採用管理システムの選び方

採用管理システムのセキュリティ要件|個人情報保護と選定基準

採用管理システムの選び方

監修:株式会社ストラテジックマーケティング「キャリアカ運営事務局」

採用管理システムのセキュリティと個人情報保護のチェックポイントを示すイメージ図

採用管理システムの選定というと機能や費用に目が向きがちですが、応募者の個人情報を扱う以上、セキュリティ面の確認も欠かせません。見落としやすい確認ポイントを整理します。

なぜ採用管理システムでセキュリティ確認が重要なのか

採用管理システムには、氏名や連絡先だけでなく、職務経歴や適性検査の結果、選考評価コメントなど、機微性の高い情報が集まります。応募者本人が意図しない形で情報が漏えいすれば、企業の信用問題に直結します。

機能や価格だけを比較していると、こうしたリスクの確認が後回しになりがちです。選定の初期段階から、情報の取り扱い方針を確認項目に含めておくことが望ましいといえます。

選定前に整理すべき自社の個人情報取り扱い方針

ベンダーに質問する前に、自社がどのような情報を、どの範囲の担当者に共有し、どのくらいの期間保管するのかを整理しておくと、確認すべきポイントが明確になります。

特に、面接官や現場責任者など人事以外の関係者が閲覧するケースがある場合は、閲覧範囲や権限設定の考え方を先に決めておくと、システム選定時の判断基準がぶれにくくなります。

ベンダー選定時に確認したいセキュリティ項目

採用管理システムを提供するベンダーには、データの保管場所や暗号化の有無、アクセスログの取得状況など、基本的なセキュリティ対策について確認しておくと安心です。

また、第三者機関によるセキュリティ認証の取得状況や、障害・インシデント発生時の対応フローが明文化されているかも、比較検討の材料になります。

契約・運用フェーズで見落としやすい注意点

契約時には利用規約やプライバシーポリシーを確認し、委託先としての責任範囲がどこまでかを把握しておくことが大切です。特に、退職者や不採用者のデータをどこまで保持し続けるかは、運用開始後にトラブルになりやすいポイントです。

また、リファレンスチェックや適性検査など外部サービスと連携する場合は、候補者本人からの同意取得の流れがどのように設計されているかも確認しておくと安心です。個人情報の第三者提供にあたる可能性があるため、社内の取り扱いルールと照らし合わせておくことをおすすめします。

情報管理と採用精度向上を両立させる視点

セキュリティを重視するあまり、必要な情報共有まで制限してしまうと、選考の判断材料が不足し、かえってミスマッチのリスクが高まることもあります。適切な範囲で情報を可視化し、選考に活かす仕組みづくりが重要です。

例えば、候補者本人の同意を前提に、上司や同僚といった第三者からの評価を集約するリファレンスチェックのような取り組みも、個人情報の取り扱いルールを明確にしたうえで導入すれば、面接や書類だけでは見えない実際の働きぶりを把握する材料として活用できます。採用管理システムとあわせて、こうした周辺サービスの情報管理体制も選定時に確認しておくとよいでしょう。

この記事のまとめ

よくある質問

クラウド型とオンプレ型、どちらがセキュリティ面で安心ですか。

一概にどちらが安全とは言えません。クラウド型は運用負担が少なく、ベンダー側でセキュリティ対策が継続的に更新される点がメリットです。自社の情報管理方針やIT体制と照らし合わせて判断することをおすすめします。

小規模企業でもセキュリティ確認は必要ですか。

企業規模にかかわらず、応募者の個人情報を扱う以上は確認が必要です。特にオンライン完結型のサービスを利用する場合は、データの保管場所やアクセス権限の設定を確認しておくと安心です。

適性検査やリファレンスチェックなど外部サービスとの連携で気をつけることはありますか。

外部サービスと情報を連携する場合、候補者本人からの同意取得の方法や、提供する情報の範囲を事前に整理しておくことが望ましいです。連携先のプライバシーポリシーも確認しておくと安心です。

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