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採用面接

面接官の評価すり合わせ会議|合否のブレを防ぐ進め方

採用面接

監修:株式会社ストラテジックマーケティング「キャリアカ運営事務局」

複数の面接官が評価シートを持ち寄り合議している採用面接の会議の様子

面接官によって評価が分かれ、合否判断に時間がかかった経験はないでしょうか。評価のすり合わせ会議(デブリーフィング)を仕組み化すると、ブレの少ない合否判断につながります。進め方と注意点をまとめました。

評価がバラつく主な原因

同じ候補者を見ても、面接官によって評価が分かれることは珍しくありません。原因の多くは、評価基準の解釈が面接官ごとに違うことにあります。

たとえば「コミュニケーション力が高い」という項目一つとっても、ある面接官は受け答えの速さを重視し、別の面接官は論理性を重視することがあります。基準を言語化していないと、同じ点数でも中身が食い違ったまま合否だけが決まってしまいます。

また、面接の順番や当日の体調、直前に見た他の候補者との比較によっても評価が揺れやすくなります。これは個人の問題というより、仕組みで補うべき部分です。

すり合わせ会議を行う前に準備しておくこと

会議当日に議論が発散しないよう、事前準備が重要です。まず、面接官全員が同じ評価シートを使い、項目ごとに点数と根拠となる発言・エピソードをメモしておきます。

根拠のメモがないまま「良かった」「気になった」という印象論だけで話し合うと、声の大きい人の意見に流されやすくなります。誰が何を根拠にその点数をつけたのかを、後から追える状態にしておくことが出発点です。

評価が割れたときの進め方

評価が割れた場合は、まず点数の差を埋めることを急がず、なぜその点数になったのかを一人ずつ説明してもらいます。このとき「なんとなく」ではなく、候補者の具体的な発言や行動に立ち戻って話すことが大切です。

多くの場合、話を掘り下げると評価の対象がずれていたことに気づきます。ある面接官は前職での成果を評価し、別の面接官は成果に至るまでの過程を評価していた、というようなケースです。ずれが分かれば、どちらの視点も自社の見極め基準に照らして必要かどうかを話し合えます。

それでも意見が一致しない場合は、無理に多数決で決めず、次の面接や追加の確認手段で情報を補う判断も選択肢になります。面接だけで判断材料が足りないと感じる場合、上司や同僚など第三者からの評価を参考情報として加えることも、判断材料を増やす一つの方法です。

会議を形骸化させないための工夫

すり合わせ会議は、続けるうちに「いつも同じ人の意見が通る」「時間がかかるだけ」という形骸化が起きやすい会議でもあります。形骸化を防ぐには、会議の記録を残し、後から評価基準を見直す材料にすることが有効です。

たとえば半年に一度、過去の合否判断と入社後の活躍度を突き合わせてみると、どの評価項目が実際の活躍と結びついていたかが見えてきます。会議はその場限りのものではなく、評価基準を磨き続けるための場と位置づけると継続しやすくなります。

面接以外の情報を合議に組み込む視点

面接官同士でどれだけ丁寧にすり合わせても、面接という限られた時間で見える情報には限界があります。特に管理職やマネジメント経験者の採用では、本人の話だけでは実際のマネジメントスタイルまで見極めきることが難しい場合があります。

こうした場面では、本人の同意を得たうえで、前職の上司や同僚など第三者からの評価を判断材料に加える方法もあります。第三者評価を可視化してすり合わせ会議の材料に加えることで、面接官の主観だけに頼らない合議がしやすくなります。取得にあたっては本人同意や個人情報の取り扱いに配慮した進め方が前提になります。

この記事のまとめ

よくある質問

評価がどうしても割れた場合、最終判断は誰がすべきですか

職種や職位によりますが、一般的には現場責任者と人事の双方が判断根拠を共有したうえで、最終決裁者が決める体制が分かりやすいです。決裁者を事前に決めておくと、当日の会議がスムーズに進みます。

すり合わせ会議はどのくらいの頻度・時間で行うべきですか

候補者一人あたり15〜30分程度を目安にする企業が多い印象です。頻度は選考件数によりますが、最終面接前など合否を確定させるタイミングで実施するのが一般的です。

面接官の人数が少ない場合でもすり合わせは必要ですか

面接官が一人でも、評価シートに根拠を残し、後日別の担当者が確認する仕組みを作ることで、独断による偏りを防ぎやすくなります。人数が少ないほど記録の重要性は高まります。

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